ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

真剣になる

長刀さんの二階囃子を見学。
長刀鉾は巡行の先頭なので、待機時間がない。
なので、太鼓が交代するいとまがない。
太鼓のない「浪花」という曲があった。
これは他の山鉾にはない、珍しい曲だそうだ。

こちらの稽古場は、和やかでスマートな雰囲気。
だが、茶髪、髭、ピアスはいなかった。
最初から最後まで、全員正座だった。
実は非常に厳しいのかもしれない。

だってここには、
稚児が注連縄を切るための刀が乗っているんだもの。
鉾の中に真剣があるなんて、
そりゃおのずと真剣になりますなぁ。

写真は、四条麩屋町に建てられた、注連縄(しめなわ)の柱です。