ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

「小さく説く」と書いて、小説

船鉾さん訪問。

去年、鉾宿を改築をすると聞いたときには
(どんなんなんのかなぁ)と心配だったが、
設計的に大きな変化はなかったようだ。(ほっ)
土壁が新しくなり、新しい畳の匂いが立ち込めていた。

祇園囃子はそれぞれ、独自の合図を持っている。
ここではくり返しの最後に、太鼓方同士で頭を下げている。
お行儀がいい感じ。

囃子には緩急あり、不規則なテンポあり、それがよく揃っている。
「ここの囃子は小説や」とカメラマンの方が唸っていた。

長老が「太鼓は小さい音を出すほうが難しいんや」
とおっしゃっていた。
これは、案外深い言葉かもしれないと、メモした。

写真は、お父さんの囃子を熱心に聴く子供達。