ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

漂泊の家

烏丸ストロークロックの「漂泊の家」を観に、アトリエ劇研へ。
ここのお芝居は、しっとりぺったり肌につく感じがする。
そしてスマートだ。
美男美女が多いせいかな?

けれど、底に苦しみが流れている。
主人公は、居場所を求めてもがいている。
他の人も、何だか憂いを秘めている。
独特な雰囲気を楽しんだ。

ここ最近は、居場所どころか、色々背負って
「今は死ねない」という必死の思いで生きている。
きっと今死んだら「鉾を建てたかったのに・・・」と悔しくて
いずれ「恨み神」として祀られそうだ。

濃い関係な生活の合間に、
ぽっかり海辺の町で絆探しをしている人々を見て
非常にリフレッシュした。