平成女鉾清音会で、新年参拝。
八坂神社の神殿は、ご祈祷をしてもらう人々で賑わっている。
私達も総勢40名という、大所帯。
夏、奉納囃子の前にご祈祷してもらう時は椅子だが、
今日は正座だ。
こういう時は気をつけねばならない。
玉串を捧げる時、正座で行わねばならない(はずだ)。
下京区○○の平成女鉾清音会、代表日詰の千栄の・・・
北区○○に住まう××、平成18年師走の8日に生まれ・・・
伏見区○○に住まう××、同志社香理高校に合格を祈願・・・
大阪府高槻市に住まう××、厄年の払いを・・・
粛々と祝詞を聞いているうちに不安になってきた。
もしかしたらこの中に、立って玉串を捧げる人がいるかもしれない。
その人が一番の場合、合わせるべきか、否か。
例えばフランス料理でフィンガーボウルの水を飲んでしまった人がいる場合、
その人に合わせて水を飲むような、エチケットのエチケット・・・。
ぐるぐる考えていたら、神官が私の前に玉串を差し出した。
「皆様を代表して、捧げていただきます」
あ、そうなのね。
じゃぁ、させてもらうわね。
ずずずいと、膝でにじり寄ったのでした。