ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ヤドカリの荷物

来月、引越しをすることになった。
新しい家はとても気に入っているが、いかんせん階段が狭い。
素人が冷蔵庫を運び入れるのは無理。
引越し屋さんに見積りをお願いした。

来たのは、お公家さんみたいな無口な人。
引越し先を見て一言、「デンジャラスですね」と言った。

そう言えば今の家への引っ越しは、石原正一氏に手伝ってもらったのだ。
サバ(同居人)のマーチ(軽自動車)と、
石原氏の実質号(軽ワゴン)で二人分の荷物を運んだのだ。
あの頃は、電化製品も何もなかったもんなぁ。

4年後同居人は嫁に行き、私は9年ここに住んだ。
他にも友達が引越ししていく毎に、
食器棚やクツ箱や椅子やテーブル、少しずつ家具が増えていった。

今回、引越し屋さんは「2tトラックを用意します」と言った。
9年の間に、それだけ愛を受けたってことかな?私?