ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ベロア

『十三人姉妹』の稽古。
ヨーロッパ企画の酒井善史氏が光沢のある生地の稽古着を着用していた。
「それ、別珍?」と聞くと、ポカンとしている。
そとばこまちの中西邦子さんに
「そんな用語は通じないです。おばあちゃん言葉ですよ」と注意された。
「あ、ビロードか?」と聞くと
ニットキャップシアターの薔薇之介氏に
「『ベロア』って言うんです」と助言してもらった。

コール天をコーデュロイと言ったり、生地の世界もどんどん変化しておりますな。

帰り際、私服に着替えた酒井君が
やっぱり光沢のあるジャンパーを着ていて
「あ、別珍?」と再び問うてしまったら
「はい、そうです」とニッコリ答えてくれた。
ありがとう、合わせてくれて。

写真は、本日の稽古で中心を取ってくれたタワシです。