ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

アスベストの思い出

アスベストと聞くと思い出す。
大学生の頃、所属していた劇団のアトリエだ。
劇場としても使うので、柱や天井は真っ黒、防音対策もしていた。
そこへ入団してきた京都大学建築科の新人が
「この天井のフワフワしたものは、アスベストじゃないか」
と言いだした。

何だそれは??
「危険なものだ。もしそうなら、専門家に取り除いてもらわねばならない。その人達が入るお風呂も用意して欲しい。」
ええっ?そんな大層な代物なのか?
我々はここで稽古したり、時には泊まったり、お客さんまで呼んでいるのだぞ。

半信半疑なまま調査してもらったら、シロだった。ほっ。
だが今、京都五条のそのビルは、ない。
最近のニュースでアスベストと聞くたび、(本当に危なかったのだ)と認識するばかり。

写真は本日見かけた変な張り紙。
警告!と、出だしはいいが、段々弱気になっているのが笑える。