帰ろうとしたところにお誘いをいただいて、
京町家シェアハウスというプロジェクトのオープニングイベントに参加。
五条烏丸近くの、路地を抜けた奥に、その町家はありました。
「おくどさん」と言われる台所や天窓。
中庭や縁側もあり、吹き抜ける風がのれんを揺らす。
図書館員やIT関係者(カーリルの人、ブクログの人、はてなの人、NIIの人)、大家さん、不動産屋さん、京大の先生、まちづくりアドバイザー、カフェの人、色んな人が協同で町家をシェアするらしい。
オーナーとかビジターとかネイバーなど、使う頻度によって会費を変えて
京都で遅くなったときに泊まれる場所として、会議など気楽に使えるスペースとして使っていくんだって。
このプロジェクトのすばらしいところは、ご近所さんを巻き込んでいること。
ゲストではなく京都で生活するなら、ご近所付き合いは外せない。
と言うわけで、お若い夫婦から現在は隠居されているおしどり夫妻
生後6か月の赤ちゃんや18代目と呼ばれる2歳の棟梁もご機嫌参加。
特別ゲスト、前国立国会図書館長の長尾真先生からもご挨拶。
3月で退職されたものの、京都に引っ越されてたくさん叶えたい野望があるご様子。
「辞書を作ってみたい。大まかな構想は見当がついてる」とおっしゃっていました。
「アメリカの真似をするな。周りの人を喜ばすところから考えろ」とか
「既知ではなく、未知のものにワクワクしてたら年は取らない」などアドバイスをいただきました。
そして、揮毫された家の名前を発表。
「鍵屋荘」
びっくりするくらい達筆です。
うんうん。アカデミックでホンワカした良い拠点ができましたぞ。