ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

囃子方

夕方になると、四条烏丸付近では「コンチキチン」の音が風に乗って聞こえてくる。
祇園祭は今、鉾が建つまでの二階囃子の期間。

囃子方集団には必ずと言っていいほど、子供が混じっている。
囃子方は小学生の時から、お父さんやおじいさんに連れられて、鉦を覚え始めるのだ。
今日は先輩お兄さんの膝に乗って鉦を打っている子供を見た。
かわいい。
そして、脈々と受け継がれる伝統文化。

このように地縁血縁で結ばれた一族が決まってくると、おのずと遺伝的体型も一定してくる。
この鉾は小柄な人が多い、あそこの鉾は固太りの人が多い
などなど。

重い囃子方が多い鉾は、巡行の時、曳き方さんが大変なんとちゃうか、といらぬ心配をしたりする。