ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ちまき

祇園祭で「ちまき」と言えば、厄除けのお守り。
日持ちは一年間。

その昔、スサノヲノミコトが旅をした時、巨旦将来と蘇民将来の兄弟の家に一夜の宿を請うた。金持ちなのに拒否した巨旦将来とは対照的に、貧しいけれどもてなしてくれた蘇民将来。スサノヲノミコトは、「蘇民将来の子孫は、疫病より免れる印として、茅の輪を腰につける
ように」と言って立ち去った。蘇民将来の子孫はその後繁栄した。

だからちまきには「蘇民将来の子孫也」と書いてある。
よく、「食べられますか?」と聞かれるのだが、
食べられるのは右側。

三條若狭屋の「祇園ちご餅」
中身はきび団子みたいにあっさりしています。
こちらは、日持ち一週間くらいです。