ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

うちのお宝展

7/3まで、京都芸術センターで「うちのお宝展」が開催されていた。
祇園祭で巡行する南観音山の懸想品や古文書を展示していた。
中でも一番度胆を抜かれたのは、大広間に出現した屋根!
そのままでは持ち込めないので、部屋で組み上げたらしい。
普段は高いところにあって見えない、細かい細工までよく見えた。

この屋根板は檜で出来ているそうだ。
漆に鉄を混ぜて、上塗りしているんだって。
屋根が作られてから200年。
プラスチックかと思ったほど(失礼!)、まっすぐでツルツルだった。
まさにお宝、拝見させていただきました。

この屋根や懸想品は本番でも使うので、4日にはまた解体して12日に山建てをするのだ。
百足屋町(「ムカデヤチョウ」と読む)の方が「今年は前祭と後祭とあるようなもんや」とおっしゃっていた。