第210回考究会 二世 茂山七五三師 人間国宝認定祝賀「狂言の会」を観に、京都観世会館へ。
友人が今回演じたのは、「雁磔」。
弓矢で雁を狙っている大名を差し置いて、通りがかりの人が礫(つぶて)で仕留めてしまったのでひと悶着する物語。
仲裁人も巻き込んで、協議の結果、
試しに大名に死んだ雁を射させる
けど、外してしまう、というシンプルなコント。
雁が立烏帽子で見立てられているのが洒落ていた。
確かに鳥っぽい。
そして、人が抱えている様子を見て、だんだん可愛く見えてきた。
死んでいるのに。
友人のステージは、大体台詞を噛んだり忘れたりするのが見どころ。
いつからか観客が楽しみにしていて、ちょっとしたヒヤヒヤがよくウケる。
こんな発表会もありよね~。