ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

怪物

映画『怪物』をレイトショーで鑑賞。

是枝裕和監督、坂元裕二脚本、坂本龍一音楽という布陣。

第76回カンヌ国際映画祭で「クィア・パルム賞」と「脚本賞」を受賞したらしいし、

これは映画館で見なければ!

 

すでに観た友人達から、「何も知らないで見る方が良い」とアドバイスを受け、

情報をシャットアウトして臨んだ。

だから、映画を観る予定の方は、ここからは読まないでほしい。

 

=========ネタバレの内容を含みます===========

 

最初は、小学生のいじめの話かなぁ?と思い

次に、先生のいじめかなぁ?と、少し暗い気持ちになったところ、

最後は、子供達に見えている、美しい世界に心が洗われた。

同じテレビを見ていても、象の鳴き声みたいな音も、慰めの言葉も、人によって受け止めが違うのねぇ。

 

鑑賞後の感覚は『スイス・アーミー・マン』に似ていると感じた。

なんか、不思議な感覚の世界に行ったけど、誰も信じてくれないような。

絶賛している友人に「は?」と言われるかな。

でも、"いい意味で"やで。