ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

兵隊さんのプレゼント

親戚の家で、ちょっとした集まり。

従兄弟や叔母や母と、積もる話に5時間半。

ひょんな拍子に、伯父(母の兄)の話を聞いた。

90過ぎの伯父が病床で、母に語った話。

 

母が赤ん坊の頃、成長が遅いのを心配した大祖母に連れられ

鍼灸院に通院していたらしい。

汽車に乗ると、外国人の兵隊さんに囲まれたとか。

兵隊さん達、赤ん坊が可愛いので、

大祖母の着物の袂や襟元にチョコレートやキャンディを入れてくれたそうだ。

伯父(母の兄)や伯母(母の姉)は、帰宅した祖母の菓子が嬉しい記憶だったそうな。

90歳を過ぎても話しているくらいだから、よっぽど印象的だったのだろう。

 

それにしても、外国人の男性にゴソゴソお菓子を入れられる大祖母さん、

お菓子とは言え、恐ろしかったやろなぁ。