ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

シン・仮面ライダー

庵野監督の『シン仮面ライダー』を鑑賞。

 

容姿は昔のテレビ番組の姿が忠実に再現されている。

怪人(オーグ)も、蜘蛛、蜂、サソリ、カマキリ、蝶など虫虫大行進。

怪傑ズバット」「イナズマン」「ロボット刑事」「キカイダー」等、石ノ森章太郎の漫画の登場人物も出てくる。

戦いは肉体がぶつかり合って、痛そう。

 

それに比べて台詞回しは平坦で、解説的な内容。

ショッカー(SHOCKER)は「人類を持続可能な幸福へと導く秘密結社」

若い頭のお父さんの写真が何回も出た後に「父は若い頃、バイクに乗っていた」など、説明してくれる。

うん。知ってる。

気持ちも丁寧に言語化してくれる。

「私も乗りたかった」

言語化される様々な解説に、左脳をフル回転させて見た。

再現して全部説明したい、オタク君が作った映画やな~。

 

ただ、ショッカーや怪人を倒した時に血が出るのは、オリジナルのようだ。

死んだら泡になって消えるのに、なぜそこは生物的なのか?

それは説明されてなかったなぁ。