ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

深く眠ろう、死の手前ぐらいまで

このたび、TOWA学生演劇アワードの審査員を仰せつかりました。

gakusei-engeki.kyoto-np.jp

 

色んなキャンパスへ、公演を拝見しにお邪魔する日々になりそうです。

審査員は何名かいるようだけど、私の一作目は、

劇団立命芸術劇場『深く眠ろう、死の手前ぐらいまで』という作品。

冬山の農家で繰り広げられる、ちょっとサスペンスなお話。

囲炉裏端や障子など、舞台美術がしっかり作りこまれていました。

煙草が一箱220円の時代のお話のようで、設定は現代よりちょっと古い感じ。

登場人物のキャラクターが変人ばかり、ことわざを挟んだ軽い笑いもあって、楽しく拝見しました。

眠るシーンがよく出てきて、布団を敷いたり畳んだりするのだけど、囲炉裏で燃えないか、くわえたばこが落ちないか、親御さんの気分で心配しました。

4回生はこれが最後の公演のようで、初対面なのに、カーテンコールにぐっときたり。

学生演劇を観るのは卒業以来じゃないかなぁ。

色々新鮮です。