ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

集中できない治療

歯医者さんのもっと大きいような強烈な明かりの部屋で、数人の青い手術着と白い医療者に迎えられ、あっという間に眠りに落ちて、

人の声が聞こえるな、と思ったら、目が覚めた。

そこから、自分では上下左右が分からない状態で、ガラガラとベッドごと運ばれ

「熱があるので水枕する?」

「横向けになる?どっち向きたい?」

「水は飲んじゃだけだけど、うがいをしましょうね」

など看護師さんの的確な処置に助けられた。

 

集中治療室なので、男女同じ部屋にいるようだ。

奥の患者さんは男性で、なんかがなっている。

夜中、その患者さんに看護師さんが怒っている。

「ここは病院やから。家とちゃうんやから。他の部屋覗いたらあかんよ」

え、え?

私も覗かれたんかな?隣の女性も…。

そこから、自分の身体とは別の心配事で、落ち着かない。

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