ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

二つ枕

明神慈さんから、今回の舞台の参考資料を拝借。

杉浦日向子さんの『二つ枕』

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江戸時代の吉原が舞台のお話。

女郎さんの生活や人となりがよく描かれている。

女郎の商売は嘘も多いし、適当にお客さんをあしらっているように見えるけれど

お金に困った客に大事な形見をあげたり、客の嘘を見破って背中を押してあげたり、人情深い。

 

今回朗読するのは、品川宿が舞台。

品川宿は、東海道五十三次の宿場の一つだけれど、飯盛旅籠としても栄えていて、Wikipediaによると===

1843年頃の記録では、食売旅籠屋92軒、水茶屋64軒を数え「北の吉原、南の品川」と称されるほど一大遊興地として繁栄したらしい。===

『ミチカケ』『ミカヅキ』は、女郎や、そこで働く下女や若い衆の生活を、野良猫の視点で描いている。

 

漫画にすると、日本人の顔は、独特ね。

少ない表情で、たくさんの想いを描いている。

朗読も、耳からの情報と少ないけれど、読み取るお客さんも、粋だねぇ。

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おででこ+ポかリン記憶舎朗読劇×2

2022/2/16(水)19:00

『ミチカケ』朗読・唄:須川弥香(おででこ)

ミカヅキ』朗読:須川弥香、タミー(おででこ)、日詰千栄(はひふのか)

作・演出:明神慈

笛・三味線:木村俊介

ロームシアター京都 ノースホール

前売り:3000円 当日:3500円 後日配信チケット:2000円

ワークショップ参加:2000円(朗読劇観劇と上演台本購入のこと)

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02jw33rhjr021.html