ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

グリーンブック

映画『グリーンブック』を鑑賞。

黒人の天才ピアニスト、ドン・シャーリーがNYから深南部に演奏旅行に行くため、

運転手として雇われたイタリア系の白人トニー・ヴァレロンガのロードムービー

 

黒人が泊まれるホテルのガイドブックが「グリーンブック」

街は基本的に白人専用で、バーに入っても服屋での試着もNG。

黒人が夜に外出するだけで逮捕されてしまう南部社会。

 

アメリカ南部の警察官は、もともと逃亡する黒人奴隷を捕まえる役割から生まれた、と町山さんがテレビで言っていた。

だからミシガン州のジョージ・フロイドさんのように、黒人というだけで警官に酷い目に遭わされてしまうらしい。

一流のピアニストで気品に満ちた人格でも、黒人であれば人間扱いされない社会。

 

トニーだって、イタリア系ということが差別の対象になる。

「ヴァレロンガ」と、正しく覚えてもらえない。

アジア人もそうだ。

 

コロナ前は、グローバルに世界を移動していた人々が、今は分断されてしまった。

自分達のルールだけの、狭い視野になってはいけんのう。

映画みたいに、真の友人になるために。

違う文化を持つ人々がお互い理解できるよう、映画で勉強しやんと。

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