NetFrixでアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA』を鑑賞。
タイトルから、イタリアが舞台の話かと思っていたら、登場人物はスペイン語を話し、途中からメキシコの話だと分かった。
1970年代のメキシコのお医者さん一家と家政婦の話。
ドキュメンタリーのようにリアル。
日々の様子が淡々と描かれる中に、メキシコの文化、社会情勢や人々の機微が伺えて、興味深い。
先住民族や白人など様々な人種、階級があったことも知りました。
日本の武道が民兵の訓練に使われて、「一、二、三…」のカウントが途中からヘンテコになっているのも面白かった。
監督の半自伝だけど、メイキングを見て、このために家のセットを建て、道や店や車を70年代にし、大掛かりにフィクションを作ったと知った。
子供達に演技はさせず、主役の家政婦さんにもストーリーを伝えずにリアルに反応してもらったらしい。
家政婦でも、使用人として扱われるか、家族同様に暮らすか、国や家庭によって立場が違うしね。
私もアメリカの小学校に甥っ子1号迎えに行った時、同級生達から「ベビーシッター?」と噂されたのを思い出したよ。