実家の本棚を整理していて見つけた書。
なだいなだ『TN君の伝記』
江戸幕府が倒れ、薩長の官僚がばっこする明治時代、TN君は留学して世界に学び、
“より自由になるということは、より進歩することではない。 より文明開化することではない。ひとりひとりが、より自己に目覚めることだ。 だれもたよりにせず、だれに支配もされずに生きることに目覚めることだ。”
帰国後、TN君は自由と民権を目指し、本を書いたり、
”世の中は革命では変わらない。空気が変えていくのだ。”
やっと国会が開かれた頃、
感染症が流行り温暖化が進み、嘘をつく政治家や
一人一人が自分の頭で考えて、間違った方向へ進まないように気をつけないとあきまへん。
ニットキャップシアター『カレーと村民』の時代背景に、少し理解が増しました。