滋賀県立大学名誉教授にして文化勲章受章者の脇田晴子先生のお別れ会へ。
日本中世商業史研究で博士号を取得し、都市史研究や芸能史などの研究分野に取り組まれた先生は、女性史研究家でもあった。
「祇園祭の山鉾に女性が乗っていた記録がある」など、著書でも発表しておられ
平成女鉾のことも応援いただいた。
お別れ会では脇田晴子先生以外は「先生」と呼ばない、という原則のもと、
京大大学院時代の同級生や上野千鶴子さんなどたくさんの方から、脇田先生の武勇伝が続々と。
初対面で百合文書のマニアな話題を振られたとか
海外でも日本語で通したとか
外国の研究者にレズビアンのカップルと間違えられたとか。
お別れ会なのに、笑いが絶えない。
最後のスピーチで、ご主人の脇田修さんが
「面白い人でした」と発した言葉に笑いと拍手。
こんな人生の幕切れ、理想やなぁ。