ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

喫茶店の選び方

京都は比較的喫茶店が多いらしい。
コーヒーを、家で飲まずに近所で飲む文化。
たくさん喫茶店があっても、用途に応じて使い分けなければいけない。

今日はゆっくり、喫茶店残暑見舞いの返事でも書こう。
チェーン店じゃなく、テレビもついてなく、禁煙の喫茶店を探す。
今18時なので、19時閉店では慌しい。
厳選した、落ち着けそうな喫茶店(U林舎)に入る。

「何時までですか?」
店「7時半です」
「ケーキとコーヒーください」

いざ書こうとすると、店内が暗すぎて字が見えない!
「あの、この電球をつけていいですか?」
店「それは飾りなのでつきません」
「手紙を書くので、明るいところがいいのですが」
店「そちらに移ってください」
階段の裏に、勉強部屋みたいなコーナーがあった。

そこでしばし書き物4通。
女性客二人が、「いや!蚊にかまれた」と言っている。
「ここで噛まれた。思いっきり掻いてしもた」と言いながら出て行った。

じきに、みるみる暑くなる。
店員さん、クーラーを消したな。
そして、足が痒くなる。
さっきの蚊がこちらに飛んできたのだ。
見たら、入り口も開いてるじゃないか。

店からの出て行けオーラが満載だ。
時計はまだ7時。
なんでやねんなんでやねん。

ムシムシとカユカユでイライラが湧き上がる。
「こんな店、2度と来いひん!」
と思いながら切手を貼ったら、さかさまになっていた。

友よ、手紙の切手が反対なのは、そのせいです。
早々。