京都は比較的喫茶店が多いらしい。
コーヒーを、家で飲まずに近所で飲む文化。
たくさん喫茶店があっても、用途に応じて使い分けなければいけない。
今日はゆっくり、喫茶店で残暑見舞いの返事でも書こう。
チェーン店じゃなく、テレビもついてなく、禁煙の喫茶店を探す。
今18時なので、19時閉店では慌しい。
厳選した、落ち着けそうな喫茶店(U林舎)に入る。
「何時までですか?」
店「7時半です」
「ケーキとコーヒーください」
いざ書こうとすると、店内が暗すぎて字が見えない!
「あの、この電球をつけていいですか?」
店「それは飾りなのでつきません」
「手紙を書くので、明るいところがいいのですが」
店「そちらに移ってください」
階段の裏に、勉強部屋みたいなコーナーがあった。
そこでしばし書き物4通。
女性客二人が、「いや!蚊にかまれた」と言っている。
「ここで噛まれた。思いっきり掻いてしもた」と言いながら出て行った。
じきに、みるみる暑くなる。
店員さん、クーラーを消したな。
そして、足が痒くなる。
さっきの蚊がこちらに飛んできたのだ。
見たら、入り口も開いてるじゃないか。
店からの出て行けオーラが満載だ。
時計はまだ7時。
なんでやねんなんでやねん。
ムシムシとカユカユでイライラが湧き上がる。
「こんな店、2度と来いひん!」
と思いながら切手を貼ったら、さかさまになっていた。
友よ、手紙の切手が反対なのは、そのせいです。
早々。