ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

Strange

ニットキャップシアターの「Strange」を観に、アトリエ劇研へ。
不思議な、奇妙な、今まで味わったことのない面白さだった。
器の小さい男の壮大な話。とでも言おうか。

水平や垂直に移動しながら、海を超えた世界や人間の内面を行ったり来たり。
「ヒサイチ」に行こうとしてユラユラ寄り道ばかりする主人公にイライラしたけど
これは自分の姿かもしれない、と、後ろ暗い。

スカッとしないけど、後を引くニヤニヤ感。
世の中にはまだまだ味わったことのない面白さがあるものだ。
ニットキャップシアター、挑戦し続ける姿が素晴らしいと思います。

来年東京公演もあります。
東日本の方に見られるのはちょっと怖いけれど、
京都の距離感、新鮮に観ていただけるかもしれません。