ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

15の夜

京都町内会バンドの15周年ライブを観に、拾得へ。
3年ぶりの復活ライブではあるけれど、
4人のメンバーそれぞれ音楽と私生活、充実していたようで、そんな報告も。

でもさすが、ブランクを感じさせないステージ。

気負いなどなく
「ほなやろか~」で登場したものの、
音楽は全然始まらずしゃべくりとメンバーいじり。

笹野みちる嬢がうつ病真っ最中の15年前に作った「HIMAGINE」を歌いかけて
途中で歌詞を忘れ
「もう今、リアリティないから思い出されへんわ」と発言したり

原田博行氏がアンコールでポップな恋の歌を歌っているのに
4人のうち2人が音楽を離脱して暗黒舞踏を踊りだしたり

やりたい放題。

いえ音楽も素晴らしいんですけどね。
独特なグルーヴを醸すし
歌詞も深いし
やっていることはとてもプロフェッショナルなのですよ。

(すごいな~)と思うものの最後はゲラゲラ大笑い。
こんなバンド、他には知らへん。
もはや彼らがやっているのは”音楽”というより
”かけあい楽”?
とにかく、楽しいバンドであることは間違いありません。

15年目の夜も、30の夜も、のびのび仲良くやってください。