お茶を習っている友人から「菊水鉾のお茶席券」(1600円。当日2000円)を頼まれたので
私も今年、訪れてみました。
菊水鉾町会所を設けているマンションの場所には2000年末まで金剛能楽堂がありました。
能楽堂以前の敷地は、千利休の師、武野紹鴎の大黒庵という茶室の跡であり、
「菊水の井戸」から名水もあったようです。
「菊水鉾」は枕慈童(菊慈童)の曲にある、菊の露の「したたり」を呑んで700歳の長寿を保ったという中国の故事に因んだ鉾。
お菓子はもちろん、「したたり」
黒砂糖の風味がきいた、寒天の涼しげなお菓子。
お点前を拝見しながら、抹茶を戴き、
菊の形のお皿を持って帰ることができます。
裏千家、遠州流、表千家と日程によってお点前が違うそうです。
(私は遠州流の日に伺いました)
巡行の日、菊水鉾の列の中に茶道具を積んだ担い棚を担ぐ人を発見。
巡行の途中で献茶されているのかしら?
まだまだ、知らないことがいっぱいやわぁ。