ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

『もしドラ』を読む

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読む。
新人マネージャーと野球部の仲間たちがドラッカーを呼んで甲子園を目指す青春小説。
「家庭、学校、会社、NPO・・・ひとが集まっているすべての組織で役立つ本」
と、帯に書いてある。

ビジネス書として、平成女鉾の運営に生かせるかなぁ
と読み始めたけれど
終盤、涙と鼻水でズルズルになってしまった。
まさかの感動物語だった。

出席率が悪く、やる気のない野球部の部員達に
得意そうな仕事を振っていく。
入院中のマネージャー夕紀にも役割を果たしてもらう。
お見舞いに来た部員と話して
彼らから「現実、欲求、価値を引き出す」というマーケティングの仕事。

このビジネス書は、当時入院中のI氏に教えてもらったのだけど
夕紀に重なる。
I氏も病室で色んな人の相談に乗ってたんやろなぁ。
でも終わり方まで真似しなくてもいいのに・・・。

平成女鉾の役員に、「これ読んでるねん」と見せたら
ドラッカーの本とちゃうんかいな」と突っ込まれた。

そういえば、本家本元のことは考えていなかった。
青春物語に感動している場合とちゃう。
月末の総会に向けて、マネジメントを考えにゃあ。