ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

年の瀬の訃音

急に寒くなったからか、訃報が続いて舞い込む。
先輩のお母様のお通夜へ。

突然亡くなられたようで、読経の間もすすり泣く声が混じっている。
息を引き取る時に間に合わなかった遺族の方が
「ごめんね。ごめんね」と何度もおっしゃっている。

どんな状況でも、遺された方には心残りがあるもの。
どうしたらよかったなんて、後からしか分からない。

「ひめ、すまんな。
親っちゅうもんは、本当に亡くなってみんと気持ちは分からへんな」
と先輩。
姿はなくなっても、ずっとどこかで見守ってくれてますよ。

先輩の娘さんが
「年賀状出しちゃったのだけど、喪中なんで」
とおっしゃった。

私も今年は喪が明けたのに、
師走になって年賀状を送れない先がいくつか増えてしまった。
早く書かねば。ねば!