調べ物があって、京都市立図書館の蔵書を検索する。
どうやら美術書は、醍醐図書館が充実しているようだ。
人に聞くと、
「醍醐図書館はダイゴローの上やで」とのこと。
ダイゴロー?
醍醐には、そんなマスコットがいるのか?
にしても、ちょっと恥ずかしい名前やなぁ。
初めて降り立った地下鉄東西線、醍醐駅で迷子になる。
i-podを聴いている若者に尋ねてみる。
ちょっとヤンキー(古い?)みたいだ。
「図書館はどこですか?」
場所、知ってるかなぁ?
ヤンキーはおもむろにイヤホンを外し、
「図書館は、この道をまっすぐ行ったエレベーターに乗っていただきましたら、
ダイゴロー4階にございます。」
まさかの敬語?!
アルバイトで叩き込まれていらっしゃるのかしら?
しかしもっと驚いたのは、
「ダイゴロー」は建物の名前だってこと。
そして、町の人に愛称として定着していること。
面白い町だ。
図書館では、たくさん資料が集まった。
美術関係9冊も借りて、
帰り道は肩が抜けそうになった。