ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

怒涛の試演会

今日は試演会。
朝10時から集合して、稽古。
開演は19時。

開演9時間前、会場が本格的な舞台になっていることに驚く。
和室へ戻してもらう。

開演6時間前、ごま氏はひと時も台本を手放さない。
ご飯を食べながら、タバコを吸いながら、常に視線は台本である。

開演5時間前、追い詰められた大木氏が逃亡。
「誰か追いかけろよ」とごま氏がつぶやくので
出てみたが、影も形もない。呼びかけにも返答なし。

開演4時間前、高原嬢、私の衣装(兼小道具)を買出し。
大木氏帰還。

開演3時間前、三橋氏登場。
仕掛けの説明、セッティング、稽古。

開演2時間前、ごま氏より「台本を持ってやりませんか?」と提案される。
もめにもめたが、「台詞より仕掛けを重視」と、台本を持つことに。
通し稽古を始めるが、時間切れ。

試演会開演!
たくさんのお客さんを前にし、稽古以上のパワー炸裂。
押して!押して!押しまくる!
まさに力(ちから)芝居!

後評、ドラマツルグの顔が恐い。
すわ!土下座か?(ぶんげいマスターピース工房HPチューズデーレター参照)
と思いきや、皆さん口々に「面白かったです」

チェーホフがどれくらいの時間をかけてこの戯曲を書いたか不明ですが、
おそらく一晩くらいで書き上げたのでしょう。
皆さんが1週間で作り上げた熱量が、ちょうど書かれたテンションと合っていました。
これはこれで正解。
これ以上稽古すると、違うものになるのではないか?
いっそのこと、稽古しない方がいいのでは?」
とまで言われた。

えぇぇぇええぇぇえ?
まぁこの段階でできたのは、こんなんです。
いや、でも、このままでは終わりませんよ。