ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

訳違い

秋の公演に備えて、チェーホフを読む。
翻訳違いで、3種。
流れや意味は同じでも、
言葉の違いでリズムが随分が変わる。

1種、大胆な方言訳もあった。
これは自然と発声まで変わる。

英語でしゃべらナイト」で
野田秀樹さんがロンドン公演について語っていた。
日本のおばちゃんの役をしていて、
リアクションを日本風にしていても、
自分が英語をしゃべりだした途端、動作が大げさになる、そうだ。

私の友達は、英語と日本語でキャラクターが全然変わっていた。
日本語では、ニコニコして優柔不断な女の子だが、
英語を話し出すと、低い声でYes、Noをはっきり主張する人間になっていた。
 
言葉って、文化や国民性(県民性)を表すものね。
外国人が演じるとなると、オリジナルと別物になるのは当然だわね。