ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

タネピリカ

京都市北青少年活動センターへ映画の完成上映会に行く。
「タネピリカ」というドキュメンタリー映画である。

「環境」をキーワードに働く人たちの仕事を紹介して、やりたい事を探している若い人に働き方のヒントを見つけてもらうために作られたらしい。

それが、とっても良くってねぇ。
監督の、長岡野亜さんの探求力なのか。
モデルになった4人の生き様なのか。

モデルは、「半農半X」を提唱している塩見直紀氏と京エコロジーセンターで働く竹内由紀子さん、オーガニック料理のカフェを開く鈴鹿樹里さん、里山体験塾の蔭山歩さんである。

特に、コモンカフェでもお世話になったcafe milletの鈴鹿樹里さんの発言は
一言一言素敵。
この人の料理は、毎朝静原で収穫した食材で出来ている。
「その日の野菜と話してレシピを考える」とか
「宇宙の地球に住む一人として生かされているって感じます」とか。
やっぱりいい食べ物を食べていると、魂も健全になるのかなぁ?

終演後、取材に来ていたテレビにインタビューされた。
「あなたにとって働くって何ですか?」と聞かれて
「社会と関わりを持つ事です」と答えた。
何かね、生かされているから何か返すって考えかな、と思ったね。
こうなると、お金じゃないのよね。