ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

バウムクーヘン

映画『バウムクーヘン』を観に、十三シアターセブンへ。

喧嘩っぱやい道生君の波乱万丈なお話。

子供ができてちゃんと働こうと思い、個室ビデオの店員になったり、ヤクザにお金を借りて運び屋をやったり、オカマバーの職業オカマになったり。

お店に泊まりこんで昼も夜も働いているのに、自分の食費だけで精一杯。

家族と一緒に暮らすこともできない。

滅茶苦茶やなぁと思うけど、実話らしい。

プロデューサーの方の20代頃の話だとか。

オカマバーのママや、刑事、悪友連中などの周りの人も、結構ホンモノに近いんだって。

その方はその後もアダルト番組に出たり、イベントのプロデューサーをしたり、ドラマでアクションを指導したり、劇団四季でスタッフをしたり、波乱万丈な半生を送ったけれど、続きの映画を撮るには、規模が大きすぎてお金がかかるそうだ。

 

人間、何をしてでも生きていけるんやなぁ、と、感心しました。

あと小劇場界隈の役者陣の残した爪痕に、笑いました。