映画『バウムクーヘン』を観に、十三シアターセブンへ。
喧嘩っぱやい道生君の波乱万丈なお話。
子供ができてちゃんと働こうと思い、個室ビデオの店員になったり、ヤクザにお金を借りて運び屋をやったり、オカマバーの職業オカマになったり。
お店に泊まりこんで昼も夜も働いているのに、自分の食費だけで精一杯。
家族と一緒に暮らすこともできない。
滅茶苦茶やなぁと思うけど、実話らしい。
プロデューサーの方の20代頃の話だとか。
オカマバーのママや、刑事、悪友連中などの周りの人も、結構ホンモノに近いんだって。
その方はその後もアダルト番組に出たり、イベントのプロデューサーをしたり、ドラマでアクションを指導したり、劇団四季でスタッフをしたり、波乱万丈な半生を送ったけれど、続きの映画を撮るには、規模が大きすぎてお金がかかるそうだ。
人間、何をしてでも生きていけるんやなぁ、と、感心しました。
あと小劇場界隈の役者陣の残した爪痕に、笑いました。