イッセー尾形さんの一人芝居を観に、京都文化芸術会館へ。
久しぶりに観たから、どれが定番で新作か分からないけれど、人気のあるキャラクターは自然と拍手が起きる。
着替えている時は70歳のおじいちゃんだけど、ステージに立って明かりがついた途端に”その人”が立っているのが見事!
阪神ファンのような、以前のドギツイキャラは影を潜め、
部長の面談とか、
気のいい運転手さんが知事代理を頼まれるとか、
シャッター街の商店街でサルが出るのをかき乱す町医者とか、
区役所に「税金を払いたくない」と殴りこむ人とか、どれもほんのり優しい。
特にイッセーさんが演じる女性は、まろやかでいいわぁ。
イッセーさん、最後に「京都で公演すると、ネタを見せるというより、人を演じることが大事だと気が付きます」とおっしゃっていた。
そうそう、人間味が伝わって、しみじみ楽しかったです。
歌のコーナーになると、イッセーワールドに取り込まれて、もうどうでもよくなってくる。
年末の落語一門会も、こんな感じになりたいなぁ。