ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

イッセー尾形一人芝居

イッセー尾形さんの一人芝居を観に、京都文化芸術会館へ。

久しぶりに観たから、どれが定番で新作か分からないけれど、人気のあるキャラクターは自然と拍手が起きる。

着替えている時は70歳のおじいちゃんだけど、ステージに立って明かりがついた途端に”その人”が立っているのが見事!

阪神ファンのような、以前のドギツイキャラは影を潜め、

部長の面談とか、

気のいい運転手さんが知事代理を頼まれるとか、

シャッター街の商店街でサルが出るのをかき乱す町医者とか、

区役所に「税金を払いたくない」と殴りこむ人とか、どれもほんのり優しい。

特にイッセーさんが演じる女性は、まろやかでいいわぁ。

 

イッセーさん、最後に「京都で公演すると、ネタを見せるというより、人を演じることが大事だと気が付きます」とおっしゃっていた。

そうそう、人間味が伝わって、しみじみ楽しかったです。

 

歌のコーナーになると、イッセーワールドに取り込まれて、もうどうでもよくなってくる。

年末の落語一門会も、こんな感じになりたいなぁ。

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