ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

無鄰菴

舟に揺られて、夢みたいにポーっとしてきた。

その感覚をもうちょっと味わいたくて、無鄰菴へ。

お庭を眺めながら引き続きポーっとする。

しばらくすると、管理の方がお庭を説明してくれた。

ここは山縣有朋さんが設計し、小川治兵衛さんが作庭した、山縣さんの別荘とのこと。

東山は主山で、借景よりも中心にデザインされていること。

苔ではなく芝を敷いたのは、山縣さんの故郷、長州を思ってらしいが、最近は苔が自然と増えてきたこと。

山縣さんのモットーは、「自然に生えて来たものはそのままにする」ところから、苔も大事に増やしているらしい。

お庭を散策。

これは、草木瓜という花。

木瓜は大体、木に白かピンクの花だけど、低いし赤い。

これは、馬が食べると酔っぱらう馬酔木(あせび)じゃないかなぁ?

芝に椿も良いわね。