朗読劇の参考資料として、映画『幕末太陽傳』を観る。
最近は、古い映画も配信で見られるのがありがたい。
1957年製作の映画が、デジタルリマスター版で、330円で3日間繰り返し視聴できる。
フランキー堺さん演じる佐平次が、品川宿の旅籠屋で、代金が払えず居残って活躍する話。
頭が回るし口八丁なイノさんは、次第に若衆や女郎や若旦那やお客さんの人気者になる。
「居残り佐平次」「品川心中」「お見立て」「立ち切れ線香」などの落語が下敷きになっている。
品川宿の風土や地形がよく理解できた。
江戸っ子の切れのいい口調、女郎さんのしどけない所作、あっけらかんとした幕末の風俗も面白い。
岡田真澄さんが「日本人離れしてるねぇ」と言われて「あっしゃ品川生まれ、品川育ち」と毎回言い訳していた。後年、ファンファンとしてミス・インターナショナルの司会を務めるとは思えない、線の細い青年だった。
小沢昭一さんも若かった。あばただらけの顔の金蔵=あば金として、死んだネコと共演していた。
みんな、若い頃があったんやなぁ。
おででこ+ポかリン記憶者朗読劇×2 『ミチカケ』『ミカヅキ』
2/16(水) 19:00
ロームシアター京都 ノースホール
『ミチカケ』朗読・歌:須川弥香(おででこ)、笛・三味線:木村俊介
『ミカヅキ』朗読:須川弥香、タミー(おででこ)、日詰千栄(はひふのか)、笛・三味線:木村俊介
前売り:3000円 当日:3500円 後日配信チケット:2500円