ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

やってまった金屏風‼

昨年末の焼酎亭一門会で気をつけなければいけないポイントは、金屏風だった。

高価で貴重な金屏風。

自分の落語でも

「決して触らないように。万が一傷つけると、この後の高座に支障をきたします」

と注意を促したものだった。

実際、仕込みやバラシでも、金屏風は指名されたメンバーが手袋をはめて、指紋や傷をつけないように細心の注意をはらったのだ。

 

このお正月、某お寺で、金屏風がはっきり傷ついているのを発見した。

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ここ!

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こんなに!

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見ただけで、傷つけちゃった人の焦りとか、わちゃあとか、反省とか、後悔が一挙に襲ってきた。

しかもこんなに見えるところに飾られて。

 

伊丹アイホールの金屏風は、無事に保管されたと思います。

この傷は、「他山の石」として、まなこに刻みたいと思います。