今年は、いつもの紅白ビューイング大会も断念して、ホームで鑑賞。
AKBやジャニーズ、EXILE系など、例年一緒に見ている人達からの解説がないのが寂しい。
紅白も無観客。
複数のスタジオやホールで放映されるので、夜のヒットスタジオみたい。
それでも歌を聴いていると、今年1年が振り返られて、胸がいっぱいになった。
13年ぶりのさだまさし「奇跡2021バージョン」や、五木ひろし『山河』の歌は、魂が伝わってぐっとくる。
マーチン「夢で逢えたら」は、大瀧詠一の作品なのに、コロナでなかなか逢えない状況に合っている。
瑛人「香水」ではさらっと♪ドルチェアンドガッパーナのその香水のせいだよ♪と歌っていた。これがOKなら、百恵ちゃんの♪真っ赤なポルシェ♪も♪真っ赤な車♪にしなくて良かったのに。
JUJU「やさしさで溢れるように」は歌詞が優しくて、三浦春馬さんのことが思い出されて、泣いてしまった。
そこから「長崎の鐘」「星影のエール」、嵐のラスト出場と、なんだか切ない時間。
三山ひろし「北のおんな町」は、歌よりもけん玉リレーが主になってしまったけれど、歌い切った後、125人目のけん玉を乗せる度胸はすごい。
ゆず「雨のち晴レルヤ」は朝ドラ『ごちそうさん』の主題歌だったけれど ♪何があってもそばにいるよ♪ の辺りで、杏ちゃんと東出カップルの後味悪い別れが思い出されて、虚しさを感じる曲になってしまった。
石川さゆり「天城越え」でコロナを乗り越えると紹介されていたけれど、真っ赤な舞台効果を背に、今年は優しい越え方だった。
今年のベストは星野源「うちで踊ろう」。この日のために披露された2番の歌詞は、情報過多で嘲り合う前に、目を閉じ耳をふさいで、それに飽きたら君と話そう 飯を作ろう ひとり作ろう 風呂を磨いて ただ浸かろう、という内容だった。♪僕らずっと一人 諦めて進もう♪の部分が、オリジナルでしっくりくる。
どんな事が起きようと、生活をする。これが基本。
今年もありがとうございました。