第22回、今年の図書館総合展は、オンライン開催。
すがやみつる(漫画家・小説家・京都精華大学教授)さん×野末俊比古(青山学院大学教授・図書館長)さんのZOOM講演を受講。
タイトルは『これがオンライン講義だっ!』
1950年生まれのすがや先生は漫画家の傍ら、コンピューターとの付き合い歴は35年あるそうだ。
コロナ以前からeラーニングシステムを使っていたけれど、この春、オンライン授業をすることになって、まずは学生の通信環境をアンケートしたところ、「スマホだけ」「WiFiがない」「中国に帰国している」などの条件が見えてきた。
それに合わせてWeb画面を文書や静止画にしたり、スマホ用に数ページに分けたり、各ページにクイズを設けたり、シンプルな形から始めたそうな。
後期は学生も環境が整ってきたので、動画ベースになったらしい。
お2人共、オンライン授業には肯定的。
「特に大人数の抗議はオンラインの方がずっといい」とのこと。
メリットの一つに、”オンデマンド”がある。
・好きな時に受講できる。
・大学の時間割にハマらない部分で聞ける。
・繰り返して聴ける。
・再生速度2倍なら、時短に。
・電車、トイレ、布団の中で聞くことも可能。
キャンパスには「トキワ荘効果」があって、同志や仲間のがんばっている姿を見る場所
としての効果もあるけれど、次第にオンラインでも同じ効果が演出されるかもしれない。
とにかく時代は、大きく動き出しております。