医学図書館の研修に、奈良県立医科大学へ。
京都からは、近鉄電車で八木西駅へ。
「奈良行き」「天理行き」「橿原神宮前行き」などがあり、ボーッとしていると、他の場所に連れて行かれてしまう。
スマホの乗り換え案内の言う通り、急行を何本も見送ったけど、最終的には「吉野行き」を目指して路線図を見て行くのが一番効率が良いことに気づきました。
奈良県立医科大学附属図書館は、昔ながらの四角いコンクリート鉄筋。
書架が階段の下にあったりして、旧図書館を思い出す。
受講者は12名。
午前中は講義、午後から3班に分かれてグループワークの二部構成。
講義では昨年11月から新しくなったPubMedの特徴と機能、MeSHを中心に解説を聞きました。
新PubMedはエンドユーザーを意識したシンプルな構成のため、画面上でMeSHが目立たなくなっています。
またMedlineに収載されない無料公開の論文増加に伴い、MeSH非索引文献が増加しており、自然語検索がますます重要になると興味深いコメント…!
午後のグループワークでは、事前に通知された2題の課題をグループで検討し、検索式とキー論文を発表しました。
個人であらかじめ検討した検索式以外にも、MeSHやSubHeadings、tiabを組み合わせ、課題となっている薬品の想定範囲を広げたり、記事調査にPubMed以外のデータベースを用いるなど、他の司書さんの回答が大変参考になりました。
新PubMedは、検索結果の並び順にPublication Dateが加わるなど、現在も変化中。
司書が各データベースを熟知し、利用者の目的に合わせて使いこなし、伝え方を工夫することも大切です。
ふえ~。まだまだや。世界は広くて、奥深いことが、うれしい。