ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

医中誌Webを公共図書館で使う

⒒・9(水)の10時から、パシフィコ横浜大9会場でフォーラムを聴く。
NPO医学中央雑誌刊行会主催
「医中誌Webを公共図書館で使う」

医中誌Webは、医学図書館ではよく扱うけど、
公共図書館でも利用を促進しようという取組。

医療従事者の立場と違い、患者さんや家族は、複雑な感情も抱えている。
病気のことを知りたいという気持ちと、知りたくない気持ち。
司書や主治医、他の人に隠れてこっそり調べたい人もいる。

元・医学図書館員で自らもがん患者としての体験を持つ下原康子さんは
「真理が我らを自由にする、真理が我らに勇気を与える」
とおっしゃった。

自分で調べることは、本人の尊厳にもつながる。
漠然とした質問では医師も答えづらい。
具体的に聞いて答えられる関係が尊厳を作るのではないか。

最後に聴き手からの質問があり、医中誌刊行会の方が
椎間板ヘルニアの奨励や手術実績により適切かつ痛飲可能な病院を探す」
という検索例を見せてくれた。
わりと手探りで、面白かった。

下原さんによると、スマートな検索をする必要はなく、試行錯誤を重ねて検索すれば良いし、
それを見守るのも司書の仕事、とのコメントでした。