「美を競う 肉筆浮世絵の世界」展を観に、京都文化博物館へ。
ちょうど学芸員さんの案内で見ることができた。
版画は、当時の価値で400円くらいで買えたけれど
肉筆画は特注になるので、当時から数十万~数百万の値打ちがあったとのこと。
時代を追って美人の基準が、ぽっちゃり顔から柳腰の十頭身へ変化するのもよく分かる。
たまに二重の女性や、京都の絵師による、四角い顔や濃い顔が描かれたりもしている。
笹紅という化粧も特徴的だった。
何度も塗り重ねると、青くなる紅。
下唇だけに塗るんだって。
既婚者はお歯黒。
3人の旅姿の女性、1人はお歯黒の大年増だそうです。
年齢は25歳くらいだって。
江戸時代の美人の人生は、短いなぁ。
太夫さん気取りです。細目をより細く。