ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

涙シーンの演出

第13回公演の3ステージ目。
今回は「涙が出た」とおっしゃっるお客様が多い。

いつもは受け身なサチエさんが、感情をむき出すシーンがあるから。
このシーン、実は私も、台本を読んだ時点で泣きました。

でも演じる時は、そんなことを考えてられない。
気持ちを集中するだけ。

演出の桂氏に「ひめさんはエモーショナルな演技をする人だから、演出をつけてぎこちなくなってほしくない」と言われ、日々、気の向くままに演じてきたけれど
今日、「最初から飛ばしてください」と演出がついた。

良かった。

「はひふのか」的に、大きな一歩を刻めた気がする。