ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

円山水郷めぐり

バスから見えた「水郷めぐり」という文字に惹かれて、15:15の回へ。
「円山」という船着き場に車で送り迎えしてくれる。
運転手は年配の男性。

「楽しみです、お堀巡り」と言うと
「お堀ではないよ。びわ湖の内湖よ。あそこに見えてるのは山ではなく島なんよ」と教えてくれた。

手漕ぎの船に、5人が乗船。
船頭さんは、先ほどの運転手さん。


湖には葦(よし)がいっぱい生えている。
その間の湖の道が航路になる。


葦は、すだれや粽の葉や紙の原料やパウダーにして食べるなど、用途がいっぱい。
秋になって茶色くなったら刈り取り、春に野焼きをして世話をしていないと、生えてこなくなるそうだ。
葦は鋭くて、長靴を貫通してしまうから、刈り取りの期間だけでも3~4足はダメになるとか。

びわ湖の産業、自然、歴史などたくさん教えてもらった。
葦のサワサワ、櫂のギシギシ、虫の声、鳥の声。


月夜に漕ぎ出すこともあるらしい。
湖面に月と星が映って、結構明るいって。
それで漕げる船頭さんがすごいなぁ。