ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ゲン担ぎ

2日目のステージは、少々波乱含みでした。
演出の桂君が終演後「僕は死にました」と言いました。
これまでは「死んだらいいのに」か、「死ぬかと思った」までだったのですが
死んでしまったそうです。

翌日はゲン担ぎとして、桂君はすべての習慣を変えたそうです。
今までとは別の車両に乗り
別の改札から出て・・・。

何より良かったのは、いっぺん死んでからはやさしい演出家になったことです。
死んでしまったんだから、今更鬼軍曹になってもしょうがないと思ったのでしょうか。

験担ぎ、重要です。
おかげさまで3日目は柔らかく、メリハリのあるお芝居になりました。


これは稽古中の演出家。
椅子と同じ色だった日です。