京都府庁で開催している観芸祭に、平成女鉾清音会が囃子で出演。
府庁の旧本館は、明治37年に竣工された、歴史ある建物。
天井の飾りは、左官屋さんが直接、上を向いて彫ったとか。
煙草王が寄贈した家具も凝っている。
バルコニーからは、ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが挨拶したこともあるrasii。
平成16年に国の重要文化財に指定され、
最近は歴史ドラマのロケ地としても、使われている。
木造の建物とビロードのじゅうたんがちょうどいい具合に音を吸収して、祇園囃子も柔らかい。
最前列でうっとりと、涙をためて聞いてくださる老婦人がいらした。
建物にも、彼女の心にも、この音が刻まれると嬉しいなぁ。