劇団そとばこまちの『贋作 写楽』を観に、近鉄アート館へ。
江戸時代の倹約令に反発する、絵師や版元達のお話。
心中モノなストーリーやチャンバラ、ダンスなどの要素を備えた
エンターテイメント時代活劇!
チラシにあるだけでも、43人の大所帯。
私が在籍した頃とはメンバーも違うけれど
そとばイズムみたいなものは、継承されているんやろうなぁ。
例えば、女郎になってしまった幼馴染。
「男に穢される前に、自分の手で殺してあげる」とか
新感線だったら、自分で穢して、それでも何も変わらない状況に苦悩して惨劇が起こる
みたいになるところ
そとばなら、穢さず、自分の苦悩と共に悪の一味になる
というストーリーになるんやなぁ。
「は・ひ・ふのか」の原田氏は、クリエイターとして、
共作者への嫉妬とか、幼馴染に否定される辛さとか、
絵描きの苦悩にシンパシーを感じていたようだ。
若い劇団員達の一生懸命さとか、
声を枯らしたり、空回りしたりする気持ちをビンビン感じて
痛くてこそばかった。
近鉄アート館270度舞台を大所帯で使う時は、
走り回る距離も長くて、動きの制限もタイトで
セットにも思わぬところに穴があったりして、ホントに危険。
楽日まで、怪我のないように頑張ってね!