近鉄アート館の上には、SPACE NINEという場所があって
東學墨画展―墨の糸が織りなす、愛しき命たち―
が開催されている。
墨で書かれた女性や花達。
その迫力に圧倒されて、のけ反るけど
膝とか皺とか、髪の毛とか細かい部分が見たくて、再びかがみこむ。
絵の中の女性達は色っぽい。
風神雷神になったり、悪の化身になったり。
學さんは、そとばこまち時代にチラシやパンフレットを製作してくださった。
その一枚一枚が、衝撃的だった。
「独人」(ひとり)という作品のチラシを思い出した。
劇団員の愛ちゃんのアップ写真。
赤いクチビルが、ワイヤーでふさがれていた。
その時に愛ちゃんがこんなにぷっくり唇だったことを知った。
「僕の好みの唇やねん」とおっしゃっていた。
學さんには、女性がこんな風に見えてるのかなぁ?
いや學さんの筆の力が女性をこんなにパワーアップさせるのね。