ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

講談社の絵本 ゴールド版

野田記念館に行った時、ミュージアムショップで売っていた講談社の絵本が印象的だった。

そんな話をA嬢にしたら、
「私、その本持ってる」
と持ってきてくれた。

初版本。
現在売っている復刻版とは紙質が違うらしい。
時代だろうか。
中のページがざらっとしている。

「インクの染み込み方が違うねん。
復刻版は紙がツルツルやろ?
光って色が変わってしまう」

A嬢、実家で持っていた本が処分されてしまったので
古本屋を巡って買い直したのだそうだ。
当時は120円で売られていたものが、500円。
武井武雄の書いた絵本は5000円くらいの値がついているらしい。

なるほど。
こんなむっちりとていねいに描かれた金太郎さん、
芸術として値打ちがあるものねぇ。