友人A嬢が貸してくれた絵本
「はせがわくんきらいや」が面白かった。
長谷川君はどんくさくてイライラする男の子。
山登りにも「無理やで」言うのについて来て
10分もしないうちに、へなへなになる。
友達は雨の中、長谷川君をおぶって大変な思いをしたりする。
「ぼくは、はせがわくんがきらいです」と作文が差し挟まれている。
どうやら長谷川君は森永ヒ素ミルク事件で粉ミルクを飲んでしまったために障害を持った子供らしい。
社会的な背景もあるけれど
子供同士、うっとうしく思いながらも助け合って遊ぶ関係が微笑ましい。
文も絵と一体になって、不揃いな文字で迫ってくる。
でもこんな関係って、大人にもあるよねぇ。
人間的に本気で遊べる関係。
私とA嬢もそんな具合。
バカボン嬢とは「あんたなんか嫌いや!」と本気で喧嘩しながら、実はすごく面白かった。
私の場合、おとなしかった自分の子供時代には考えられへん。
この絵本にならって
こっそり「私はAちゃんがきらいです」って作文を書いてみようかな。
Aちゃんのユニークでチャーミングなところがいっぱい書けそう。
ほんでまた喧嘩して、笑おうかな。